2007年12月

2007年もあとすこし

ようやく仕上げる気になってきたので、トルソーに下地を塗って後は彩色するだけです。
年明けて1月中には披露できるかなあ。
私の場合、粘土での造形が終わって一通り磨いてから仕上げに入るまでの間と、
完成してから撮影に入るまでの間が長くなりがちです。

今回のトルソーは今まで以上に私の思想のようなものが
色濃く反映されているように思います。
お楽しみに。


これが年内最後のブログ更新になるかしら?
この1年の間にいくつも作品が完成して、
作品制作にもだいぶ慣れてきて、どんどん楽しくなってます。

さて「人形づくり」と言ってはみたものの、
私が作っているものが「人形」なのかどうか、ちょっと分からなくなるときがあります。
人形について語っている人たちの言葉をきいても、
「私にはあまり関係のない話だな」と思ってしまうのです。

私は幼少期、全く人形遊びをしない子どもでした。
人形を愛玩した経験がないので、人形を愛玩物としては捉えられないようです。

それに、子どもの頃に『パペットマスター』や『チャイルドプレイ』を見せられたせいか
人形は怖い、という認識が強かった。

そんな私が今、人形を作っているのが不思議です。
私は自分の人形を愛玩することはありませんが、愛しています。

自分の欲しいもの、見てみたい形を作る。
この気持ちでこれからもやっていくつもりです。
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夢の世界

私は子どもの頃からよく寝る人間で夢ばかり見て、思春期の頃から頻繁に金縛りにあうようになった。
金縛りになっている最中には、高校生の頃は激しい耳鳴りと底の無い穴に落ちていくような感覚があってとても怖かった。
穴に落ちてどこに行くのか、知りたくなくて無理やり目を覚ました。しかしまた寝ようとすると、穴に落ちていく・・・。なかなか寝られない夜を過ごした。

次第に耳鳴りは幻聴へと変化していった。落ちていく感じも少なくなったように思う。
こうした寝入りばなの幻覚を、「入眠時幻覚」というらしい。

私の場合、その幻覚は聴覚と触覚に、ほぼ限定される。
幻聴は、音楽や人の足音や人のいる気配、が多い。先日は、人がリンゴをかじる音が聞こえ、その人数が次第に増えていった。人の声が聞こえることはあまりない。

触覚は、自分の手が細くて冷たい手で掴まれたり、爪を立てられたりするような感覚や、体が重くなるような感覚など。

いずれも「気のせい?」で済むようないいかげんなものではなく、とてもリアルな感覚だ。

入眠時にはしばしばこのような現象が起きるのだということを知らなければ、これを心霊現象だと思う人もいるだろう。

それから、夢を見ている最中に「今、私は夢を見ている」という感覚があるのは普通だと思っていた。
それは「明晰夢」というものであるらしいことを、大学生になって夢についてあれこれ調べるようになってから、知った。

私は夢の世界では空が飛べる。
夢を見ているとき、私はそのことを知っているので「空にあがって、私の夢の世界を俯瞰してやろう」と思う。
街の中は、電線に引っかかりやすくて飛びにくい。この「飛びにくい」という感覚にもだいぶ慣れた。

怖い夢では、「怪物に対処する一番の方策は、夢から覚めること」というのが分かっているから、魔の手が届く前に私は無理やり目を開ける。



ひどい夢見体質で、他の人よりも夢というものにどっぷり浸かり、満喫してきたと思う。

そんな私の経験から、現実の世界に夢が染み出してきたのが「入眠時幻覚」で、現実世界での意識をもって夢の世界に入り込むのが「明晰夢」であると解釈している。

テンペラ

彩色する必要があるので久しぶりにテンペラやろうと思ったら卵が無い、ので買いに行った。

元々、高校の美術部で油絵を少しやっていたくらいでそれ以降は真面目に絵を描くこともなく、テンペラは人形教室の先生に薦められるまでは全く知識もなく、ボッティチェリとか昔の人がやっていた古典技法?今でもやってる人いるの?ってな具合だったのに、まさか自分がやるとは思ってもみなかったのでした。

知識の無かった頃は、テンペラは卵黄だけを使うものと思っていたので、シフォンケーキ屋の二階にテンペラ画家が住まえば平和的な共存ができるのでは?などと勝手なことを考えていたけれど、テンペラに使う卵メディウムにはいろんな配合があるらしく、私の場合は全卵にワニスを混ぜて使います。

できたての卵メディウムはトロリとしたマヨネーズのようで、使っていてとても気持ちがいい。作ってからほんの1時間経っただけでも質感は変わってしまう。できたてのメディウムに顔料を混ぜて絵具を作る・・・。できたての絵具が使えるなんて、とても贅沢!!
と、それだけで興奮してしまう。

まだまだテンペラの効果的な使い方が分かっているとは言えないものの、油彩では出せない質感があって、私の造形にも合うかなってことでしばらく試してみようと思います。


人形ひとつ作るだけでいろんな経験ができて本当に楽しい。


骨と赤い子


これまでに作った人形は、↑この子だけいつも立たせて部屋に飾ってる。

昨日↓このような日記を書いたせいか、
今朝見た夢は、

「女優が役づくりのために両足を切断する」

というものでした。
単純な連想で夢を見ることが多い。

今4体ほど同時進行になってきて、そろそろ収拾がつかなくなってきました。泥沼です。
すべて同時に作業台に乗っかっていて、どれが誰の腕だかどこの関節球なんだか。

トルソや胸像ばかりで脚の無い作品ばかり。
でも、足を作るのは好きなんです。
手より足のほうが好き。
足のほうが美しい形をしていると思う。

足だけ作ったのもそのへんに3、4個転がっていたりする・・・。

前科

回文の新作です。

美文前科完全不備


うーん・・意味なさすぎ・・・。
でも全部漢字ってのも面白いですね。

回文

回文の新作です。


無我為す問いはこなた 死はかなたへ 死と苦 幾年(いくとし)経た仲 端(はした)な子「はい」と、砂噛む


いろいろ言葉を選んだんだけど、「こなた」「かなた」で対応させることができたのが良かったかな。
なぜか長い回文を作ると、こういうダークな雰囲気のものになる。


回文ギャラリーに入れておきます。
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