2009年03月

ナガメちゃん制作記

これまで人形の制作途中の写真はあまり載せず、完成間近になってからちょこっと載せるくらいだったんですが、制作記みたいなのがあってもいいかと思って実験的に1体分だけ載せてみます。

制作中の様子を見せると完成したときのびっくり感が薄れるかと思ってたんですが、見てくださる方の中には「作られていく様子を楽しみたい」という声もあるようで…。


↓というわけで、2人目のナガメちゃんです。
頭だけはほぼできてます。
ミルククラウンのようなモヒカン頭にしてみました。
皮膚や髪の表現というよりは、骨が伸びてこういう形になった、というイメージです。

身体は全くできておらず、今製図しているところ・・・。
今回は、わざと歩けない形の足にしようと思っているので、完璧に自立するラインにはなってないかも。
製図上は、身長60?。頭が約9?なのでいつもより頭大きめのバランスです。

だいたい立体化していく過程で平面図では分からなかったあれこれが見えてくるので製図通りに仕上がることはないんですが、製図に時間をかけたほうが後の作業がスムーズに進むのは確かです。
もう少し詰めてから、作業に入っていこうと思います。


ながめさん
ながめさん
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彩色

伏目

伏し目の子、彩色しました。
ちょっとだけ目が開いてるの、おわかりでしょうか。口も半開きです。
わざと開けてるというよりは、弛緩して開いちゃってる感じ。
最近は青い唇が好きですね。
今回はちょっと不気味な感じの顔になりました。

髪型をどうするかで悩んでいるところです。
長髪が似合いそうですが、私自身にロングヘア・コンプレックスがあってあまり長髪にしたくない気がするんですよね。
髪が長くて女性的な雰囲気の人が苦手で…。
どうしようかなー。

ところで、ケータイのカメラで撮るとどうしてこう、顔のパーツが広がったような間延びした顔に写るんでしょうね。レンズの問題かな。

white

あと、↑処女作の人形なんですが、髪を切ったり貼り直したりいろいろやったんですが、まだ何か違う気がする。
「完成」させた作品に後から手を入れるのは好きじゃないんですが、この子だけは皆のお姉さんとしていつも作業部屋で見守ってくれているので、もっと納得のいく形にしたいです。
モヘアのふわふわの髪でもいいかな(モヘア使ったことない)。

本屋をぶらぶらしてたら『機械現場のべからず集』というのがあって、パラパラッと読んでみたらなんだか面白かったです。
普段接する機会の無い世界のことで、すべてにはっきりとした理由のある「べからず」は読んで気持ちよかった。
「○○を落としてしまうと、安全靴を履いていても足が潰れてしまうでしょう」というように、淡々とものすごい状況が書いてあったりして、「べからず」を徹底していないととても危険な現場なんだなと思いました。


大学を卒業してから本を読まなくなってしまって、特にここ数年はひどいものでしたが「このままでは脳みそ腐る!!」とさすがに危機感をおぼえるようになったので、昨年末あたりから意識して読書の時間を作るようになりました。
毎日お風呂の浴槽に浸かりながら読んでいます。湿気でへろへろになりますが、本が傷むのがあまり気にならないタイプで…。
「同じ本を二回以上読むことは滅多にないが、気に入った本は手放したくない」という良くないパターンです。

最近読んだ本では、小泉武夫『食と日本人の知恵』(岩波現代文庫)が面白かったです。
日本の「食」についてのあれこれが、ひっじょーに美味しそうに描かれています。ところどころに簡単なレシピも載っていたり。食に関して「日本に生まれて良かったぁ」とパワフルに思わせてくれる本。
私は普段あまり食にこだわりがなくて、「とりあえずヘルシーなものでおなかが満たされればいいや」と思ってしまうのですが、もっと「食」を楽しまねば!と意識を新たにしました。


今は食べものと人のからだに関する本に興味があります。
自分の身体と、自分が食べるものについてよく知っておかねばと思うようになりました。

箱から

かおあっぷ

このまま箱に入れてしまっておこうかと思ったけど結局出した。

髪がペターッとしてるけど、これはこれでいいかも。
ケータイで撮る写真は、適度にピントがぼけてて味があります。

ぜんしん

大きいから室内だと全身撮りにくい・・・。
以前の写真では分かりづらかったですが、この服は、片足はズボンに入っててもう片方は露出する腰布みたいな、変わったデザインです。
蚊帳と麻縄でできている、粗末な服。
もっとカチッとした服も似合いそうですが。

ぜんしん

女の子の人形は裸でもかまわないんですが、男の子の裸は恥ずかしい気がします。

楽しんで

ねむ

ナガメちゃんとは違う子です。ちょっとダークな感じ。
楽しんで作っています。

眠り目…のようですがうっすら目が開いてます。1.5ミリくらい。せっかくのグラスアイがほとんど見えない…。

いつも中性的なイメージで作るせいもあって髪は短めが好きなんですが、この子は長くてもいいかなあ。
でも長髪にすると首周りの関節が見えにくくなっちゃう。

ふたりめ

な

東京の展示が終わってからとてもモチベーションが上がっていまして、いいペースで制作進んでます。
とうぶん展示の予定もないし、作りたいものを気の向くままに・・・。

写真の顔は数ヶ月前に作って放置していたもので、これにちょっと手を入れてみたら急によくなった気がするので、これは二人目のナガメちゃんとして仕上げようかなーと思います。
最初は、「声は深く」と同様に顔と手だけの暑苦しいオブジェにしようかと思ったんですが、ナガメちゃんはちゃんと人形の形にして抱っこできるようにしたい。
顔も一人目と同系統にして、基本的なデザインは踏襲します。


人形の顔は、他の人から見たらどれも同じような顔に見えるんでしょうが、自分の中では一応いくつかの系統があります。
たとえば、「赤い少女」「青い吐息」「土塊の骨」は同じ系統です。
とくに「土塊」は元々「赤い少女?」になるはずだったので(だから目の色が同じ)、雰囲気が近いと思ってます。


人形を作る者として、作品の幅を広げたい、広げなきゃいけないって気持ちは強いのです。しかし一方で、自分の中にあるイメージを、より精度を高めて表現したい、次はもっとうまく表現できるかもしれない、というような思いもあって、同じテーマを繰り返したくなってしまうのです。