2010年11月

11月の回文

11月中に作った回文をまとめてKaibunページにアップしておきました。70篇ほどあります。

ここ数ヶ月はものすごい勢いで作っていますね…。ちょっと変だと思う。
何年か経ってから、「あの頃はちょっと変だった」と思い返すような、時期なのかもしれない。

けっこうエロいのとか、下品なのもあるんですけど…。


自分で気に入っているのはこのあたり↓


主がたぶらかすから、豚が死ぬ

肉 僕に懐く 卑屈な肉 僕に

固い首輪に詫び悔いたか

黒き喉 居合わせた師に 乳首指  口にした世話 愛奴の記録  [短歌]

抜いた目は君のため埋めたの 見極めた犬


↑自分でもびっくりするくらい、妙にSMチックな回文が多いです。
自分にそういう性質があるのか分かりませんが、主従関係、支配する・されるの関係がウロボロスのようにグルグル巡って断ち切れない環になっているような……強い魅力を感じる世界です。

このあたりの気配は、人形作品にもっと出てくるようになるのかなあ…。


紀末廃園へ暗き天使通る音 心的楽園へ遺髪撒き

いかにも退廃美?な感じで気に入っている作品。
手入れのされなくなった廃園なんだけど別次元(心の中とか)では楽園のままで、人と意思の疎通がはかれない天使が籠に入れた髪を撒く。それはキラキラと降り注ぐ…みたいなイメージ。

意外に「天使」って回文で使いにくい単語なんですよ。
これは比較的綺麗に使えたかなと思っています。
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ひさしぶり

久しぶりに顔を見たくなって出してみた「融点」。
優しい顔をしています。

ひさしぶり?

この子を見て思い出したことがあります。
私が本格的に人形制作を始めたのは2006年ですが、粘土でお面を作り始めたのは2003年の夏でした。いろいろあって、自暴自棄になっていた時期のことです。
そのときに、人形の頭とか小さい胸像のようなものも作ったんですが、その胸像は喉のところに大きな穴が開いたものでした。
叫びたいのに叫べない、というようなイメージはずっと前からあったんだなぁ、と。

「言葉」への執着とそれを伝えられない苦しみやもどかしさ、みたいなものはずっと離れられないテーマかもしれません。




↓制作中のうさぎトルソ(男子)。向こうにいるのは、現在停止中の少女A。

斜め後ろから見たときの頬から口にかけてのライン、ここらへんに「私らしさ」があるかなーと思っています。

よこがお

回文短歌

ここ2ヶ月くらいは、回文を1日一つ以上作ることを日課としていて、実際毎日作っているのですが、少々マンネリ化している気がしていまして…。

ツイッターをやっていると、時々短歌をつぶやいている人がいて「短歌っていいなあ、でも難しそう…」と思っていたのです。
で、回文で短歌ってできるのか?と思って昨日からちょっと回文短歌を作ってみました。
五七五七七のリズムを、後ろから読んでも五七五七七になるよう整える…。難しそうな気がしていましたが、やってみると案外できるものですね。

あとは、短歌として美しいものに仕上げる、というのが課題です。

言葉遊びって本当に楽しい!!


男の目 泣かずに睨む 獅子の座の 肉叢(ししむら)に似ず 要のことを 


砂を入れ忌める罪人(とがびと)馬の背の 舞う鳶が捕る 命令を為す 

 
網膜下見切るか剥離 生け捕れと刑戮謀る君匿うも   


寝てみよう 仲良く触る 向日葵は 真昼は咲くよ 叶うよ見てね
  

あるべきもの

うさうさ

制作中のうさぎトルソ。
頭と胴体をくっつけました。

今回苦労しているのは、頭にうさぎの耳をつけるために人間の耳をつけていないこと。
本来あるべきものがあるべき場所にないことの不自然さをどう軽減するか。

胴体は、まっすぐだとつまらないのでどちらもわずかに捻りを加えてみました。
背中合わせで立たせたり、寄り添わせたり、二人でいることで出る表情を意識しました。


とはいえ、彼らはお互いのことは何とも思ってなさそうなんですが…。

うさぎ

来年1月にうさぎをテーマにした企画展に参加することになりましたので(具体的なことはまた後日告知いたします)、うさぎのトルソを作り始めました。男女ペアです。
左が男子、右が女子。

今回、髪の毛や義眼を使わないで全部粘土で表現するつもりなのですが、髪型でちょっと悩んでいます。うまくまとまるといいなあ。

うさぎってなんとなく人間と心が通わないイメージがあるので、そういう「通わない感じ」が出せると面白いかなーと思っています。

うさかっぷる

最近の回文

ここ3週間くらいの間にできた回文を回文ページにアップしておきました。
50篇以上あります。
数えてみたら、10月中に制作した回文は70篇以上!
ツイッターを始めてから制作ペースが上がったのですが、特に先月は勢いがありました。なるべく1日1つ以上作ろう、と意識していた部分はあります…。

回文を作るのは頭の体操になりますし、どういう言葉が出てくるのか、ある意味精神分析っぽい?見方もできる気がして面白いですが、恥部を晒しているような気にもなります…。




自分で気に入っているのはこのあたり↓

今し汚泥 なぜか清らか 死にたい…無痛? 俯いた 西から善き風凪いで おしまい
 
 自分の中の「中二病」な部分が妙に疼く回文。でも結構真面目に、西からの善き風が凪いで無痛でおしまいになるなら、それでもいいと思う。


ルナと世界の終わり 夜は汚穢 枷となる


 「ルナと世界の終わり」って児童向けファンタジー小説のタイトルにありそう。世界を浄化してくれていた月がいなくなって世界が汚れて…みたいな感じ。


脳の差利用 脳髄のノイズ 右脳より左脳の

 「脳髄のノイズ」ってフレーズがたまらなく好き。でもどっちかっていうと、左脳より右脳ですね。


手の傷もどこか子ども好きの手

 傷がついてたり、爪の中が少し汚れていたり…そういうのってすごく安心する。


眠る目 痩せた背 病める胸

 これは鏡。限りなく死体に近い。限りなく人形に近い。鏡だったなら。



「続きを読む」で、やや重ためのお話…。

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