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二粒の

制作中の「雨水童子」です。
眼を入れて、眉毛を描いたところです。
これまでは、粘土で成形する段階から眼を入れたまま完成まで作り進めていましたが、今回は彩色を終えてから眼を入れてみました。
眼を汚したり傷つけたりする心配がなくて良いですね。

IMG_3084.jpg

この子を作り始めた当初から、眼は玉眼にしたい!と言い続けていました。
玉眼というのは、鎌倉時代から仏像に取り入れられた表現で、当時はレンズ状に削った水晶の内側から瞳を描き入れ、白目にあたる部分に綿や和紙を詰めて眼の表現としたものです。
鎌倉期の写実性を重視した仏像表現において、まなざしを生き生きとさせる重要な表現といえます。

これを、今回の人形には取り入れてみたいと思っていたのですが、なかなか良い素材が見つからず…。
今回は瞳の部分だけレンズ状になった素材を使い、この内側から虹彩の模様を描きこんでいます。
玉眼とは違いますが、内側から瞳を描く手法を取り入れたのは面白かったです。

虹彩の裏側には鏡を貼り、光の加減によってキラッと光って見えます。
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